PERSON社員紹介

吉田雄太の写真

ビリビリと湧き出る雷電

伊那店 管材部吉田 雄太2020年入社

社員たちが持つ、固有の能力“アビリティ”。吉田に宿るのは、まるで電気のようなチカラだ。“アビリティ”は、吉田の成長に合わせて育っていく。その進化の過程を見ていこう。

手に入れた“ガッツのカケラ”。

吉田の修行の旅は、辰野町の寿司屋から始まった。彼が寿司屋の門を叩いたのは大学1年生の時。4年に渡り、大将のもとで修練を積んだ。この間に吉田は、“ガッツのカケラ”を手に入れていた。この“カケラ”が将来、自身を助けることになるとは、この時の吉田はまだ知らない…。「うちで働きなさい。きみにはチカラがある」。彼が大学4年生になる頃、大将はそんな言葉をかけた。寿司屋になるかどうか、吉田は悩んでいた。就職活動が始まった頃、ふと迷いが生じる。「自分が本当にやりたいことはなんだ?」。そう考えるうちに、大学で学びを得た『人間関係構築』というワザを駆使して、仕事をしたいと思うようになる。その想いを実現できると感じたのが、マルニシという場所だった。働き方は裁量が大きく、提案のやり方も自由。そのことが彼の心を掴んだのだ。大将のもとに自身の気持ちを伝えに行く、吉田。「分かった。それなら、おまえは寿司ではなく、人の心をしっかり握れ」。そんな言葉を貰い、マルニシという場所で生きていく覚悟を決めた。この決意が、彼の進撃の原点となるのだ。

ヨシダ ノ ケイケンチ ガ アガッタ!

期待のルーキー、あらわる。

マルニシに足を踏み入れた彼は、管材部の一員となった。管材部が扱うのは例えば、水道管やポンプ、マンホールなどだ。地域のインフラに欠かせないアイテムである。彼の使命は、そうしたアイテムを必要とする建設会社や工務店などの要望に応え、人々の暮らしを支えることだ。これらのアイテムは多種多様であり、幅広い知識が必要となる。吉田はアシスタント時代から、マルニシと取引のあるクライアントに自主的に声をかけていった。「現場を見学させてください」。成長を遂げるため、彼はいつでも前のめりだった。時には、「邪魔するな!」と怒られることもあった。それでも吉田は食らいつく。そうして、いつの頃からか『期待のルーキー』と呼ばれるようになり、彼にはクライアントから直接、仕事の依頼が来ることが増えた。「期待に応えたい」という想いが、彼のチカラを高め、さらなる進化を促した。

ヨシダ ノ ケイケンチ ガ カナリ アガッタ!

決戦、必殺のガッツスパーク。

吉田の携帯電話に残された留守電メッセージ「いますぐに来てくれ」。それは、ある会社の社長からだった。当時、その会社とマルニシとの取引はほとんどなかった。だからこそ、社長からのメッセージに彼は驚いた。指示された場所へ向かう吉田。そこは、とある商業施設のトイレだった。「ここにある手洗い台を新しくする。建設に必要となるアイテムの調達を、全てきみに頼みたい。ただし急ぎなんだ。明後日までに資料を用意して欲しい」という言葉が。大きな現場、扱ったことのない特殊なアイテム、迫るタイムリミット。吉田は焦った。しかしその時、彼にビリビリと不思議なチカラが湧いてきたのだ。「あの人の期待に応えたい」。その想いが彼のチカラを呼び覚ました。あらゆるメーカーに問い合わせ、自宅に帰ってからもアイテムカタログを読み込み、資料を作成。結局、資料が完成したのは、プレゼン日の明け方だった。決戦に向かう吉田。社長へのプレゼン後、「まだまだだな」と言われ、吉田はひるんだ。しかし、部屋から出ていく直前、「きみのガッツには負けたよ。実は諦めると思って、無理難題を突きつけたんだ。それでもやり遂げた。きみに決めることにしたよ」。そう言って、社長は吉田の肩を優しく叩いた。彼のチカラが社長の心を掴み、勝利を手にした瞬間であった。

ヨシダ ノ ケイケンチ ガ トテツモナク アガッタ!

ヨシダ ノ シンカ ハ マダマダ オワラナイ...

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